米国へ引越荷物搬出完了
今回はアメリカに送る際の引越荷物の搬出作業についてご紹介したいと思います。この作業は一つの山場ですね。大変だった。。。
引越業者からの注意点
まず、アメリカへの引越荷物は2つに分けられます。
①航空便
目的:入国後最低限生活をするために必要な荷物を輸送
所要日数:入国後2週間程度
②船便
目的:航空便に入らなかった生活に必要な家財全てを輸送
所要日数:入国後3ヶ月程度
これらをどのように詰めていくのかで入国後の生活に影響します。
次に荷造りの際に気をつける点です。
私たちの場合北海道から引っ越して来たのである程度の荷物は
段ボールに詰めてありました。
しかし、今回はアメリカへ持ち込み可能かどうかを確認するため
詰め直しの作業が必要ということでした。
引越業者から提示されたアメリカへ持込不可の項目がありましたので
お伝えします。
持込不可品一覧
- 動植物
生きている動植物、種子、ドライフラワーなどの植物加工品
植物加工品でできているクリスマスデコレーション等
- 貴重品
現金、有価証券、株券、手形、貴金属、古美術品等
- 危険品
エアゾール式スプレー(殺虫剤や整髪料等全て)、花火、引火性物質、
マッチ、ライター、オイルなどの発火物
※リチウムイオン電池(カメラやPCに搭載)については
航空便不可(爆発物とみなされる為)
船便での輸送は可能ですが、検査時に本体からバッテリーが外され
データ喪失については引越業者にて責任は負い兼ねるそうです。
- 化学品
毒物、劇物、麻薬等
- その他
食料品全般(サプリメント、ビタミン剤を含む)多量の医薬品
持込品注意点
- 常備薬 少量(3ヶ月分程度の制限量)
- 処方箋 手荷物にて持ち込みをお勧めします。
- ヘアスプレー、ヘアムース、除光液 一切禁止
- 化粧品(洗面用品等) 個人消費量(3ヶ月分程度)
※化粧品についてはアルコールが含まれているかの有無についても指摘がありました。
やはり細かいですね。
常備薬にしても、化粧品にしても3ヶ月程度とはやはり、
転売を避けるためというところでしょうか。
ここからは実際に引越当日のことについてお伝えします。
搬出までに行った作業
- 仕分け作業(航空便・船便・保管)
この作業が一番大変でした。上記の注意点を確認しつつ、各項目に分けていきました。
私たちの場合、会社の規定で航空便が100kg、船便無制限でした。
最初は航空便から選定しました。
選定基準は 『生活に必要なもの!大切で失くしたくないもの!』
実際に選んだ一覧がこちら
実際に入居して一番に役立ったのは掃除用具が入っていたことですね。
入国後すぐに使い慣れた用品で掃除できるとストレスなく生活に馴染むことができたと感じました。
生活用品については、一度起きてから寝るまでを想像して必要なものを揃えるといいかもしれません。
個人的にはピーラーをキッチン用具の中に入れていてよかったと思いました。
航空便の選別さえ終わってしまえばあとは全て船便で持っていくだけだったので私たちは楽でした。無制限て素晴らしいですよね。
あとは持込禁止品が含まれていないか確認をしてくださいね。
引越業者から事前に仕分けシールをもらうのでそれを活用していくとスムーズかもしれません。
ちなみに私たちは家の中のエリアで航空便だけは分けて置いていました。
当日迷わないようにする為です。
搬出当日の流れ
当日はまず航空便から梱包していきました。
航空便100kgと聞くと意外と多く持っていけるのではないかと
思っていましたが、実際は違いました。
想定していた量の3分の2程しか入りませんでした。
業者の方に必要なものから渡していきます。梱包終盤は
「薄手の服1枚なら入りそうです。」「この隙間細いものなら入ります。」
というようにパズルのように箱に詰めていました。
入らなかった分は仕方なく航空便に回しました。
ただ、今生活していて不便をあまり感じていないのでその時何を持っていきたかったのか思い出せません。必要なかったものですね。
みなさんへのアドバイスとしては
航空便の中にも優先順位を決めておくことですね。
先程のように服一枚でも優先度によって選ぶ必要性が出てくるからです。
航空便が終わったら船便です。業者の方が行ってくれるのでこちらに関しては私たちは見守るのみです。
作業時間は5時間程かかりました。
全部で130箱程です。想像より多いので驚きました。
この量を見て夫婦で断捨離を決意しました。
最後は必要書類を記入して終了です。
最後に
長々と書いてしまいましたが、次の点に気をつけていただければスムーズな搬出作業を行うことができると思います。
- 航空便に優先順位をつける
- 持込禁止品に注意する
初めての駐在は不安なことばかりですが、その方々のお役に立てれば嬉しいです。